
伝えてく、これからも
子供の時からずっと、家族になった時からずっと、オレの近くで笑ってたスイ。
知り合いに頼まれたとかで親父が引き取ってきたあの日、いきなり知らない奴が家族になる事に抵抗が有ったオレは、挨拶されても関わろうとせず、しょんぼりさせたまま新しい生活が始まった。
養子とはいえ娘が出来たからって、いちいちオレと比べてくる親父に余計イラついて、実の息子も大事にしてないのに他人を引き取るとかどういう神経してんだ! って思った。ムシャクシャしまくったし、スイと話したくなくて無視してたんだよな。
でも、酷い事をしててもスイは毎日話し掛けてくれて、親父のせいでグワ~ッてなってた時も、オレを笑わそうとしてくれて……親がどっちも居なくなってスゲーしんどかった時だってそうだ、自分もしんどかった筈なのに「わたしがいっしょにいるよ」って、元気付けてくれたんだ。
円満とは言えないよそんちに放り込まれて、家族の愛情がどんなのかも教えてやれなかったのに。オレが避けてたのも分かってた上で、それでも、「兄を支えるのも妹の役目。でしょ?」って、オレを兄ちゃんにしてくれた。
後悔した。
いっぱい謝った。
ありがとうも、いっぱい伝えた。
少しずつ話をして、やっと家族らしい接し方が出来るようになっていけたオレ達は兄妹として、口煩い事を言いながらも面倒を見に来てくれてたアーロンとも一緒に、ザナルカンド──夢のザナルカンドで暮らしてた。エイブスの入団試験の時も試合の時も、いつも応援しに来てくれてたのが心強くて、勝利の女神みたいに思ってた所も有ったっけ。
初めてエースとしての仕事を果たして大会で優勝出来た時には、日頃の感謝を込めて何かお礼がしたいな~って店を回りながらプレゼントを選んだりもして……ソレを「いつも着けるね」って長い三つ編みに結んで使ってくれてたの、嬉しかったな。
スイも働いたりしてたから、活動時間が合わない事も増えてた頃、オレがブリッツ選手の道に進んだように本気でやりたい事が出来たら独立すんのかな? この家出てくのかな? って疑問が生まれて。つい気になって聞いてみたらアイツ、なんて言ったと思う? 「出て行ったら泣き虫のお兄ちゃんがまた泣くからなぁ」って、言ったんだよ。
またって何だよ、泣いてないし泣き虫じゃないっつーの! そう怒ろうとしたら、こうも続けたんだ。「ティーダと一緒に居るって言ったからね」って、優しい顔で。
ずりーよなぁ、そんな風に言われたら怒る気も失せちゃったッスよ。
……嬉しかった。
そんな感じで、一緒に居たんだ。
ザナルカンドでの暮らしも、アーロンと親父に連行されて向かったスピラでの毎日も……なんでか別の場所に落ちて、ちょっと離ればなれになったりもしたけど、ユウナのガードとして一緒に旅をしてきた。
オレは選手としても鍛えてたし、まぁ天才ですから? ってのは半分冗談だとして、持ち前の運動神経と戦うしかなかった状況の積み重ねで何とかなってたけどさ。スイは練習に付き合ってくれたりはしても戦いとはほぼ無縁だったから、再会直後はオレが守ってやらなきゃ! って思ってた。……んだけど。
気付いたらユウナやルールーみたいに色んな魔法が使えるようになってたり、その魔法を短剣でぶっ放す~みたいな戦い方を身に付けちゃってたもんだから、えっそんな事有る!? 兄の威厳が!! とかビビったりもしたなぁ。
そんなしょぼいプライドのぼやきも笑って聞いてくれたし、スピラの常識や周りの価値観がオレ達とは全然違って不安になった時も、召喚士が迎える旅の終わりに納得出来無い憤りも助けたい思いも、分かち合ってくれて。ユウナへの想いについてだって、優しく受け止めてくれた。
沢山、本当に沢山、支えてくれてた。
いつだって周りの事を考えて、考えるのに自分の事は後回しにしがちな所は良くないって叱ったのも度々だったけど、それでも周りの願いを叶えようと頑張ってたの、ずっと見てきたんだ。本当は自分だって悲しくて苦しくて仕方無い時が有っただろうに、吐き出したモノ以上に飲み込んだモノも有っただろうに、笑って……そうするしかなかったからそうする事を選んだ親父との戦いも、オレ達の結末についても受け入れて、一緒に居てくれた。一緒に居るって約束、守り続けてくれてた。
……だからさ。そんな優しくて実は不器用なスイがずっとオレの人生の大部分に関わってくれてて、世界から消える時もその後どうなるか分からなくても、これからも兄妹仲良く一緒に居るんだろうなって、当たり前のように思ってたんだよな。
(……うん。思ってた、けど)
いつの間にかスイは、スピラから、オレの近くから──消えちゃってた。
跡形も無く、もう一度目覚める事も、無く。
そして……ついさっきまでその記憶を失くしてたんだって、分かった。
(だから、なんスかね?)
この世界──『安息の大地』に戦士として呼ばれたオレ達は、同じ世界の仲間達との間でも記憶がちぐはぐだったり、ちゃんと有った筈なのに思い出せないって事も多くて、戸惑う事もよく有ったな。人によって失くした記憶の量は違うみたいで、主に悲しい出来事や負の感情を生むような記憶が離れてた。
それでもオレが結末の所までを、最後の最後に大きな別れの出来事が有っても覚えてたのは、きっとここで戦っていく為に必要な要素だったから。ユウナが大切で、皆が大切で、守りたかった……その想いを果たして最後を迎えたっていう事実が、『意志の力』として必要だったんじゃないかな。
今は全部戻ったから、あの辺とかあの辺とかの出来事の記憶を失くしてたんだなぁっていうのが分かる。けど……やっぱ、マーテリアの判断は雑すぎ! この辺は要らないだろ~ってした中に、スイが消えた事だけじゃなくユウナや皆とまた会えた事まで、『その後』の記憶をごっそり持ってっちゃってたのは、ひっでぇ話ッスよ。
(そりゃ、なんで?とは思ったけどさ)
なんで消えちゃったんだ? どうして近くに居ないんだよ、色々有ったけどこれまでずっと一緒だったのに! ふたりでやってきたのに! って。一言も告げずに、消えちゃってて……オレはこれからも一緒に居るもんだと思ってたけど、スイは違ったのか? もしまた戻れたりしたらユウナに会って色々話して、皆とも会って、それをすぐ近くで見ててほしいなとか思ってたけど、スイは? 子供の頃とはいえ約束しちゃった手前言い出せなかっただけで、本当は離れたいとか消えたいとか、望んでたのか? ……みたいな事、ぐるぐる考えてウワ~ッ!! ってなったりもした。
そういうのがマーテリアにとっては不要とするモンに見えたっつーなら、まぁ分からなくもないかなって多少は思わなくも、なくなくなくないかもだけど。
(でも。取り戻せたから、分かる)
自惚れかもしんないけど、兄貴としての贔屓目も有るかもだけど、何か理由が有って居なくなったんだろうなって答えを出せてたんだよ、オレ。
こう、スイなら絶対オレに行き先くらい言うだろ! それが無かったんなら言いたくても言えない理由が有っただけッスよ! みたいな、そういう自信っつーの? そのぐらい夢の存在としてふたりだけの秘密を共有してきたし、あの日の約束は嘘じゃないって確信が有る。
だから、結末を受け入れてオレ達の物語に満足して眠りについたのに、ドンヨリした気持ちで揺蕩ってたら、泣いたりなんかもしちゃったら、それこそスイに愛想尽かされちゃうよな~っていう風に思えたんだ。
全く悲しくないとか寂しく感じないとかではないけど、もう二度と会えないかもしれないけど、それでもスイとの思い出はオレの中に在る。オレの中でスイは生きてる。悲しいだけじゃない、大事な記憶。
取り戻せて、それで……この選択は間違いじゃなかったっていうのを、目の前に居るアンタが今、証明してくれた。
「だからオレ、感謝してるんスよ。知る事が出来無かった『スイ』の気持ち、伝えてくれたの」
同じ世界の仲間達以外にも異世界の戦士達が大勢やって来てるっつー、この世界。たま~にシーモアみたいな元の世界では敵だったり悪い事やってた奴等も居るし、前にどっかで会った? って感じるような不思議な奴等も居る、今ではかなり大所帯になった旅の仲間達。その中には、もう会えない筈だった、親父やアーロンも居る。
親父に対して言うのは、バカ親父への反抗心みたいなモンも有るけど……面と向かって言えなかった事を伝えられる、ひとりで背負い込んでカッコつけんな! も言える、離れようとする手を掴んでいられる事が、また話せて一緒に居られる事が、嬉しかった。
夢の続きでもあるこの旅はオレにとって楽しい旅で、スピラには無かった体験を色んな奴等といっぱい出来て良い刺激になってる。そうして、スイとも会えた。
実はオレの妹のスイではなくて、この世界でも合流出来たと思ったら本人じゃなく、異世界から来た年上の別人らしくて。そんで他の世界にもスイが居たみたいで、なんかもうワケ分からん感じだったけど……でも、スイはスイだった。
見た目や声や仕草とかは勿論、魔法と武器も戦い方も同じ。生まれ持った治す力や歌う事が好きだったり、ちょっとひとりで抱え込んじゃったり周りを優先しちゃう事も有ったり、不器用でもある優しい女の子なのが、オレがよく知ってるスイと同じでさ。すぐ好きになれたし、心配でしょうがなくもなった。
本人じゃなくて寂しさを感じる事も確かに有る。オレ達だけが分かる話題を分からなくてアレッ? ってなる事だって……でもそういうのが伝わっちゃうと、「ごめんね」「私が本人だったら良かったのかな」とか、申し訳無さそうにするんだ。
それはさ、違うだろ。
間違えたり戸惑ったり落胆したりを全部出さないようにするっていうのは難しいし、『もしも』が起こり得るこの世界で本人とも会えたらって気持ちをゼロにするのは難しい。だとしても、スイが悪いなんてこれっぽっちも思ってないし、絶対に思わない。
今ここに居るスイと出会えて良かった。沢山話して仲良くやっていきたいんだよ、友達みたいに。どっちの方が良い、なんかじゃない。どっちも良くて大切で、優劣なんか無いんだ。
寧ろ謝るのはこっちだろ? 別人の面影を重ねられたり比べられたりしてさ! しかもオレ達以外にもそういう事が何度も何度も、出会う度に『スイ』なのかって聞かれたら困らせるだけッスよ!
……うん、本当に何度もそういう事が有って。スイは「もう慣れたし大丈夫だよ」って平気そうな顔してるけど、オレには分かる。気にしないようにしてるだけで心の奥では引っ掛かってるんだって、その顔は笑ってみせてるだけの虚勢なんだって……。
ガキの頃からオレと親父は比べられて、アイツと同じくらいの選手になれよ~って周りに期待を向けられてたし、頑張って頑張ってオレがエイブスのエースに成っても、やっぱり「あのジェクトの息子なら当然だ」って言う人達は居た。それがスッゲー嫌だった。自分は自分なのに、いくら親父が偉大な奴だとしても、アイツはアイツでオレはオレなのに、オレを通して親父を見てるのが分かっちゃうと、辛かった。
その気持ちを知ってるからこそ、伝えたい。
「苦しめてごめん、悲しませてごめん。辛い思いさせて、ごめんな。無理に笑わなくて良いんだよ、スイ」
その笑顔は心からの笑顔じゃないって分かってるから、演じなくて良い。
オレ達がダークイミテーションから『輝き』を受け取る時に『スイ』の姿をした奴も居て、別人なのに望まれて『スイ』の記憶を託される事になったのが、今アンタを苦しめてる。自分じゃない自分の記憶を持つ事になって、どうしたら良いのか悩んでる。
きっとアンタは、これから『スイ』として振る舞うべきかって考えてるだろうから……オレは、そうじゃないって言う。スイはスイだ、『スイ』を演じてほしいんじゃない、同じに成ろうとしなくて良い。
でもそれだけじゃ、スイは頭のどっかで自分の在り方を考えるだろうし、『スイ』を伝えようとするだろうから……そういう不器用な優しさごと受け取って、ありがとうを伝えていきたいんだ。
「……オレさ、ダークイミテーションに記憶を託されたのは『闇の世界』を守る為の意志を強めるだけじゃなく、自分の気持ちも大事にする為なんじゃないかなって思うんだ」
「自分の、気持ちを?」
「うん。これまでも『輝き』を受け取って記憶を取り戻した仲間がどんな感じになったか、見てきたろ? 良い顔してんだよ。スイの場合はちょっと違う感じだから悩んじゃう事も多いだろうけど、そこについては同じだと思うんスよね」
「……私も、同じ……」
「まずは、アイツの気持ち。消えた理由が分からなくて悪い想像も色々しちゃってたけど、そうじゃなかったって分かって安心した。『スイ』は、オレの妹は、誰かの願いを叶える為に呼ばれて旅立ったんだな。オレが聞けてなかっただけで、お別れもちゃんと言ってくれてた……スイが伝えてくれたおかげで知る事が出来たッス。本当に、ありがとな」
「私はただ、伝えた方が良いと思ったから……」
「そうソレ、ソレがアンタの気持ちだろ?」
「えっ?」
なぁ、伝わるかな? 大丈夫だって。
苦しんでるアンタを支えたいのは、アンタが大事だから、この先も一緒にアンタと旅をしていきたいから、言ってるんだって。
「アイツ、自分の事は後回しにしがちな所も有ったし、本当は言いたかったけど言わずにいた事も沢山有ると思うんだ。ソレを俯瞰で見て良し悪しを判断して、飲み込んじゃってた気持ちをアンタが言葉にする……それってオレ達にとってスゲーありがたい事ッス。そうしたいそうしようって思ってくれた、アイツの気持ちを大事にしようとしてくれてるアンタの気持ちが、嬉しいんだ」
「……コレが、私の気持ち。そう、なのかな」
「そうは思えない?」
「えっと、どう言えば良いかな……ティーダが言うように私が俯瞰で『私』の記憶を見ていたとしても、そういう考え方しちゃうの分かるな、私もその選択しちゃうかな、って思って選んだ気もするんだ。それは本当に、私の気持ちで決めた事? って……」
「じゃあさ、そんな時は他の仲間に話してみれば良いんじゃないかな」
「他の?」
「オレ達みたいに『スイ』と同じ世界から来た仲間だと、頭では分かってても、どっかで『スイ』ならこう思うかも~みたいな偏りが出ちゃうかもしんないけど。他の皆なら、この世界でこれまでスイと過ごしてきた経験から判断してくれるだろ? それにほら、スイと一緒の世界の仲間っつー適任者も居るんだしさ。アーシアとチロに話して、ついでにチョッチーと遊べばスッキリするって!」
「…………そう、かな」
「そうそう!」
オレ達もそうだった。他の仲間達と話す事で自分の気持ちを整理出来たり、オレ達には無い視点から助言してくれた事も沢山有った。記憶を失くしてた間も取り戻してからも、いつだって近くで聞いてくれた皆が居たから。不安で惑わされる事が有った時も払拭して、前に進んで来られたんだ。
「アンタの周りには沢山の仲間が居る、何が有ったって受け止めてくれる超頼りになる仲間達が。それは勿論オレ達もそうッスよ? 悩みも不安もドーンと受け止めてやる!」
「ティーダ……」
「オレ達はアンタの味方だ。何が有っても守るし、助けるし、支えになりたい。どっちが良い、じゃない、どっちも大事で大好きだし、アイツを大事にしようとする気持ちごとアンタを大事にする! ……それじゃ、ダメッスかね?」
「ううん、……ダメじゃ、ない。……ありがとう、ティーダ」
そう言ったスイは少し吹っ切れたようで、やっと演じてない笑いを見せてくれた。……うん。やっぱりスイは、そうやって無理もしないで明るく笑ってくれてた方が似合うッスよ。
「あとさ、スイが伝えてくれて思ったんだけど、アイツが旅立った他の世界って、エースやノクト達の世界な気がするんだよな。アイツ本人なんだろうなぁって。そういう事なら、兄貴として誇らしいッス!」
「誇らしい?」
「皆からアイツの話聞いてるとさ、自分がやれる事を精一杯やってたんだな~っていうのが分かるし、皆の事が大好きだったのも分かるんだ。物語をひとつだけじゃなくふたつも、みっつも、もしかしたらそれ以上も続けていって……そういうの聞いてたら、へへっオレの妹スゲーだろ! ってならない?」
「……ティーダって、意外とシス……妹想い?」
「あっ! 今シスコンって言い掛けたろ! 家族想いと言ってほしいッスねぇ」
「ジェクトさんとはよく喧嘩してるのに?」
「親父は親父、『スイ』は『スイ』。それはそれでこれはこれ」
「何その自分ルール。それに『私』がそのまま居た訳じゃないかもしれないよ?」
「絶対本人! 断言する! なんなら晩飯のデザートを賭けたって良いッスよ」
「答えがいつ分かるか微妙なのに賭けになる? それ」
「え~? じゃあ食っとこ」
「ティーダ、自由すぎ」
入れすぎちゃった力を抜けるように、いくらでもふざけるし、本気でぶつかるよ。そうしたいのがオレの意志であり、ユウナ達も皆もそう思ってる。『スイ』を知りたい気持ちもほんの少しは有りはするだろうけど、でもそれ以上に、アンタが苦しんでるのを支えたい、力になりたいって気持ちを持ってるからさ。
オレ達が失くした記憶を探してる時、パインと再会出来てもユウナがまた自分を責めて追い込んじゃってた時、その姿を見てパインもオレ達も心配でしょうがなかった時、不安になってたオレ達の傍で寄り添ってくれてたじゃんか。
今度はオレ達が寄り添う番だ、大事な仲間の為に。
「さぁて、そろそろ気合い入れ直して、ひずみを閉じに向かうッスよ!」
「うん、……行こう!」
これから先、オレが思うように本人が旅立ちを続けていたのなら……スピラでの記憶を受け取ったように、エースやノクト達の世界での記憶を受け取ったりする事も有って、またスイが悩んで苦しむ事も有るのかもしれない。
もしそうなる日が来たとしても、オレの決意は変わらない。大事な仲間を支える。これまで通り変わらずに、思い出を胸に前へ進む。この世界で出会った仲間達とは世界を救ったらお別れする事になるだろうし、元の世界に戻った後もそれぞれ……オレも含めて、別れは有るんだろう。
でも、思い出はいつまでも残る、在り続ける。一緒に、居るんだ。
──スイ。
オレの妹になってくれて、ありがとな。
次に旅立つ時まで一緒に居てくれて嬉しかった、ちゃんとお前の行き先を知れて良かったッス。
今、お前はここには居ないけど……お前の記憶と気持ちを受け取った大事な仲間が居てくれるから、オレ達の中にずっと在るから、何も怖くない。
伝えてく、これからも。
心はずっと、一緒に居る。