| 属性 | 魔導剣士 15~30歳 |
|---|---|
| 誕生日 | 10月24日 蠍座 星言葉は「自己犠牲的な恋」 |
| 髪の色 | #364463 ■ |
| 瞳の色 | #606a63 ■ |
| ICV | M・A・Oさん |
| 一人称 | 私 |
| 家族 | 両親(死別も有り) |
| 呼び方 | 呼び捨てタメ口、年上や敬うべき相手には敬語でさん(様)呼び |
| 固有技 | 魔法剣・刃(まほうけん・じん) |
| お相手 | ティーダ(兄愛)、アーロン(父愛・片想い) エイト、ジャック(分岐ルート型) ノクティス(片想い) オリジナル魂は友情のみ |
ミニキャラ
服装メモ…オリジナル|FF零式フユビ|FF零式ナツビ|FF15|DFFOOタマキ
生まれながらに癒しの力を持つ少女。
ケアル等の名称が有る魔法を学ぶ前から癒しの力を使えていた。
怪我・体力・状態異常・戦闘不能の回復などの基本的な白魔法以外にも、魔力を変換して黒魔法等の攻撃に用いる事が出来る。
また、自身の生命力を消費して死者を蘇らせたり世界そのものに対して癒しの力を注ぐ事も可能ではあるが、万全な状態に戻るまで数日寝込んでしまうくらい消耗が激しく、場合によっては命を失う。
守りたい相手の為なら無茶をしても構わないと思っている節が有り、自分の命が関わるような話でも黙っていて実行に移してしまう事も度々で仲間から叱られている。
戦闘は魔法での攻撃と援護や短剣に宿した魔法剣の刃を飛ばす中遠距離攻撃が中心、剣術・体術の心得も有り接近戦もたまに。
大切な人からの贈り物である髪のリボンがお気に入り。
歌う事が好きで、様々な曲を覚えて歌えるようになりたいと思っている。
泣いている所をあまり人に見せず、我慢するか一人で泣いて終えている事が多い。
癒しの力を狙う悪しき者に魂を複製する儀式をされた事で2つの魂が生まれ、複製された方は他世界での転生を繰り返している。
スイ=水晶の水(すい)
日本人名:湖宵 珠晶(コヨイ タマキ)
オリジナルの魂:元々の世界→DFFOO
複製(分裂)した魂:元々の世界→10→零式→15→地球(日本)→DFFOO
他世界から夢幻の世界に辿り着いた魂、幼い頃に親を失いジェクトが引き取った子供でありティーダと家族で妹。
既に不器用な愛情表現しか出来ていなかったジェクトとティーダの親子関係を困惑しながら見ていて、ティーダとも初めは仲良くなれず距離を置かれていた。
ジェクトが行方不明になり母親も亡くなってからは二人だけの家族として少しずつ接していけるようになり、ティーダがブリッツ選手の道を歩み始める頃には近い場所で応援出来る『きょうだい』になった。
アーロンがザナルカンドへ来てティーダの面倒を見るようになってからは、スイもアーロンをもう一人の父親のように慕っていく。
ティーダの練習に付き合っていた事である程度は水中で息を止めて動き回る事も可能になったが、選手にはならずサポーターとして兄を支えていた。
初めての賞金でティーダが買ってくれたリボンを大切にしている。
『シン』襲来の日はティーダの応援をするべく試合会場に向かっていた途中でアーロンに呼び止められ短剣を渡され、そのまま事が進んでいくのを理解出来ないまま彼を追い掛けるしかなく、ティーダと合流してシンのコケラと戦っていきながらスピラへと向かう事になる。
目覚めた時にはルカの海に流れ着いた所を救助されており、暫く独りで見知らぬ異世界で過ごさねばならない事に不安を感じていたが、祈り子の少年がスイの前にも現れブリッツの大会が開かれる時にティーダが来ると教えた事で希望を抱き、自分の立場や世界についてを学びながらアルバイトに励みその日を待つ事にする。
大会直前にアーロンが迎えに現れ、シーモアの起こした騒動の最中に一行と合流してビサイド・オーラカの優勝を見届けてから旅の仲間として加わり、後にユウナのガードの一人にもなる。
道中ではユウナから白魔法、ルールーから黒魔法の扱いを教わり、自身の癒しの力や戦い方を高めて自分だけの魔法剣を編み出した(※オリジナルの魂から分かれた際に元々の能力を失っていたので取り戻したとも言う)
ティーダとユウナが惹かれ合っている事を微笑ましく思い、旅が終わったら二人で一緒になってほしい皆でお祝いしたいと願ってもいたが、『究極召喚』を行った召喚士の顛末や自身らが祈り子の夢で消え行く存在である事、『シン』になったジェクトを連れ帰る事は出来ず死人であるアーロンとも別れるしかない事を知り、悲しい現実を受け入れられなかった。
しかし強い苦しみに襲われているであろうユウナが召喚士としての使命を遂げようとする強い意志や、ティーダも自分の運命を分かっていてもユウナを救う事を願い足掻き続けようとする姿を見て、自分も大切な家族を助けたい彼等の願いを叶えたいと思い、消える最後の時まで共に戦い続ける事を決意する。
最終決戦では、ジェクトには家族にしてくれた父親への感謝を、ティーダにはずっと一緒に居てくれた兄への感謝を、アーロンには見守り続けてくれた父親への感謝と淡い好意を伝え、消える前にはユウナに未来を託し笑って別れた。
ティーダと共に夢の中で眠り続けていたが、自分を呼ぶ声に応えて他世界へ旅立った為、10-2には不在でスピラにも戻らない。
オリエンスを巡る輪廻の外からアレシアによって呼び寄せられた魂。
何億も繰り返している輪廻に影響を与えられるか、命を蘇らせる程の力が不可視世界の扉を開き目的を達成させられるか、一度だけの実験体として本編の巡りの時に前世の記憶を封じられながら0組の一員に加えられる。
戦争で親を失くした直後アレシアに拾われ、エース達より少し遅れて外局にやって来て戦い方や魔法の扱いなど戦士としての技術を教え込まれ、無自覚ながらも前世と同じ戦い方を選び取っていた。
繰り返しの出会いを経ていない事を無意識に感じ取っていたからか初めは皆と距離が有ったが、少しずつ仲良くなり家族のような仲間達を大好きになる。
しかしアレシアを慕う気持ちは皆と違う感覚が有り続け、マザーと呼びつつも積極的に話し掛けに行きたいとは思わず、一歩引いた所から皆のやり取りを眺めている事が度々だった。
普段はエイトやジャックと行動している事が多く、0組教室での座席は彼等の真ん中辺り、成績は平均くらいで予言の書は一応読める。
外局で過ごしていた頃に二人から貰ったリボンを大切にしている。
任務遂行の中で軍神召喚が必要になった際は自分が率先して担い、なるべく皆が死なないように努めていた。
周りと同じく朱雀クリスタルによる『死の忘却』を受け死者の記憶を失っていたが、魔導院での生活で自分と強く関わった人物の事は何故か忘れていない事に気付き、ビッグブリッジでの戦いの後もクラサメの記憶が在り続けている事がきっかけで朱雀クリスタルがスイに干渉出来なくなり、封印が解かれ前世の記憶を取り戻してしまう。
アレシアの定期検診の際に真実を問い、自分が一度だけの実験に組み込まれた部外者である事、オリエンスが何億回もの終焉と再生を繰り返している世界である事、いずれ皆が死んでしまう事、やはり部外者を呼び寄せても無意味だったと冷たく告げられ、彼女に抱いていた違和感は人間ではなかったからのだと悟る。
スイの力ではアギトへ至る事は勿論、不可視世界への扉を開く事もその先の神を殺す事も不可能だと言われ、転生させられた自分の命は何の為に有り何の為に生きているのかと憤るが、全てを知った上でどうしていくかの選択を見せなさいと話を切り上げられてしまう。
自身と世界の真実を誰かに話せる訳も無く、何も成せない存在なのに振り回され此処に在る意味は何なのか、真実を知った事でアレシアからの魔力供給も無くなり戦死したら皆の記憶から消えるのかと苦悩して、独りで過ごす日や誰かと居る時も作り笑顔を浮かべる事が多くなった。
ある時スイの前にティスとリーンが現れ、これまでの経緯や皆が辿ってきた歴史についてを語られながら二人にとっても0組やオリエンスの人々が大切である事を知り、仲間を想う気持ちを忘れずに人生を生き抜いてほしいと願いを託される。
記憶が残った人達の願いは全て朱雀の為に次の灯火を残す事であったなら、自分の成すべき事は「最期を迎える時まで皆を守り朱雀を生かす事」「大好きな仲間の願いを叶える事」だと答えを出し、また周りとこれまで通りに接しながら戦いに臨むようになった。
白虎との戦争に勝ちフィニスの刻を迎えた世界が混乱を極める中、審判者を倒しに万魔殿へ向かおうと話していた彼等には同行しない事を告げ、レムが居てマキナや多くの人達が帰って来る場所である魔導院を守りたいと伝えて別れ、癒しの力を尽きる程に使いながら他組の候補生と協力してルルサスの戦士達と死闘を繰り広げた。
死と蘇生を何度も繰り返した事でファントマも深く傷付き、もう命と引き換えに周りを癒すしかない所まで追い詰められたが、エース達が審判者を倒した事で世界からルルサスの戦士も消滅し、長い戦いが終わる。
今にも倒れそうな身体を鞭打って半壊した0組教室に向かい皆の帰りを待ち、戻って来た彼等を癒して逝こうと考えていた。
だが、死にたくないと死への恐怖を口にしながらも「オマエだけ居ないのは嫌だ」「忘れたくない」「一緒が良いよ」とスイの動きを察して止めた事で、仲間を置いて逝くのは皆の願いじゃない、皆から忘れられたくない気持ちも受け止めてくれるし言って良いのだと思い直し、共にこのまま最期まで過ごす事を選んだ。
未来でやりたい事は「レムとマキナの結婚式が見たい」と話し、本当は好意を抱いていた相手も居たがそれは胸の内に隠したままで、朱のマントで作った旗の一部に加わり大切な仲間達と寄り添い手を繋ぎながら、命を終えた。
魂だけとなり、ティスとリーンによってアレシアに届けられた仲間達の想いを少し離れた場所で見守ってから、自分を呼ぶ声に応えて他世界へ旅立った。
『真の王』の助けとなりシガイに蝕まれたイオスの大地を癒す為、剣神バハムートによって他世界から呼び寄せられた魂。
力の制御と前世の記憶を封じられルシス領の民として生まれ暮らしていたが、ある騒動をきっかけに王家や神凪の血筋でもないのに魔法を扱える事が発覚し、保護を名目とした戦力育成の為に王都インソムニアへ移り住むよう指示される。
引っ越しの当日、王都の商店街付近で起きた交通事故現場に居合わせ無我夢中で怪我人を癒し気を失ってしまうが、下校中だったノクティスと出会い支えられ、そのまま車でレギス王の元へ向かい謁見する。
いずれ訪れる未来に向けて魔導士の訓練所に通う事とノクティスやプロンプトが通う高校に編入する事を義務付けられ、彼等と友の絆を育みながら自身のやるべき事についてを考え、出来る事を増やそうと魔法だけでなく剣術武術や車バイクの乗り方、料理の知識なども得る努力を続けた。
高校編入後の初めての誕生日にノクティスから貰ったリボンを大切にしている。
自身らが成人しルシスがニフルハイム帝国との停戦協定を結ぶニュースが出始めた頃、条約としてルナフレーナとの婚姻を果たすべく旅に出るノクティス一行に加わる。
普段の移動は武器のように魔法によって現出可能なバイクに乗り、前を走るレガリアに乗る彼等の会話を内蔵スピーカーで聞いたり声を掛けたりしている。
標でキャンプをする際は彼等とは別の自分用テントで寝泊まりしている。
旅の途中から稀に夢の世界でルナフレーナと会うようになり、戸惑いは有りつつもお互いの話や旅の近況を報告したり、婚姻を果たしいつか世界が平和になった時には皆で楽しい事を沢山しようと約束を交わし、戦の終わりを望み未来へ想いを馳せていた。
歴代王の墓所を巡る日々の途中、シガイとの死闘の末にリボンが破れてしまい悲しみを隠して笑っていたが、本心を察したノクティスから新しくリボンを贈られた事で元気を取り戻す。
しかし同時に、自分がいつの間にかノクティスに対し友達としての好意だけでなく恋心を抱いてしまっていた事に気付いてしまい、悟られぬようひとり苦悩する日々も訪れた。
オルティシエでの帝国の襲撃と海神リヴァイアサンとの誓約の最中、ルナフレーナを癒す事で未来が変わらぬようバハムートによって異空間へ隔離されてしまい、封じられていた記憶の解放と共に己の果たすべき使命と世界の行く末を示される。
かつての世界での大切な仲間達と離れ離れになった事、自身の命と引き換えに大地を癒す為だけに呼び寄せられた事、傷付く者も失われる存在も助けられない事などの変えられない運命に嘆き悲しみながら抵抗するが圧倒的な力で抑え込まれ気を失い、騒動が終わってから仲間の元へと戻される事に。
運命によって最愛の人を失い塞ぎ込むノクティスや、王の力を用いた代償として視力を失ったイグニスと、重苦しい空気に衝突し合う仲間達を見て心が張り裂けそうになるが、夢の世界でルナフレーナと願った未来を作る為にもと自身を奮い立たせ、本心と想いに蓋をして最期の時まで彼等を支え続ける事を決める。
帝国領でアーデンの強襲を受けた際に運命を課せられた者同士の会話を交わす事も有り、ルシス王家への復讐を邪魔すれば始末すると警告を受けるが、復讐を成しても大地を癒す力は必要だと決着は未来に持ち越された。
ノクティスがクリスタル内で力を蓄える不在の10年間は各地の支援に駆け回りながら戦いで傷付いた人達の回復に尽力し、確定している死を迎えるまでの長い暗黒の日々に押し潰されそうになりながらも、イオスで過ごした日々やかつての世界での人生を思い返して王の帰還を待ち続けた。
最終決戦に臨む夜、ノクティスが気持ちを吐露する際に自身の結末も漸く皆に打ち明け、仲間として旅をさせてくれた感謝の気持ちを伝え涙を見せる。
崩壊したインソムニアでの戦いを経て王の間へ向かうノクティスに「もう少しだけは一緒に居るから」と並び歩き、アーデンとの決戦には一切手を出さず見守り続け、歴代王の力で肉体と魂を切り離しノクティスと共にもう一つの世界へ渡り戦いの結末を見届けた。
全てを終えてやっと最愛の人と一緒になれたルナフレーナとノクティスに幸せになるよう最期の言葉を告げて別れ、自身の魂を大地の中心へ向かわせ癒しの力を尽き果てるまで注ぎ込み、イオスから消滅した。
剣神バハムートから与えられた使命は本筋と同じだが、消滅させるものかとノクティス達に繋ぎ止められ生存するif√の話。
ノクティスの帰還を待ち続けていた長い夜、新たな使命を課せられ舞い戻ったルナフレーナと夢の世界で再会し、各々の事情を伝え合う。
決戦を迎える前に直接会っておきたい頼み込み、ソルと行動を共にしていたルナフレーナと合流場所を決めて向かい、初めて対面を果たす。
シガイを取り込み続け次第に異形化していく事への不安を吐露したルナフレーナに対し、癒しの力を持つ自分も同じ事が出来るのではないかと彼女から取り込もうとするが、その力はスイの使命を果たす為に使ってほしいと断られてしまう。
あの日バハムートから告げられた通りに進む筈だった運命が少しずつズレ始めている世界と、ソルとの旅を経て使命に従って死ぬだけで本当に良いのか?と疑問を抱き始めていたルナフレーナを見ていて、スイ自身も使命に従い死ぬ事が大切な人達の願いを叶える事になるのだろうか?と疑問を抱く。
彼女が生きているのならノクティスと会わせたい、命と引き換えに大地から消えゆく運命ではなく二人が笑顔で生き続けてほしい、そんな彼等を支える王の友の一人として生きていく未来を夢見ても良いのではと思うようになっていき、想いに蓋をして見ないようにしていた自分自身を見詰め直す。
自分が自分でなくなっていきながらもバハムートを倒す為にアーデンの協力を得ようと動くルナフレーナの勇気を無駄にはしたくないと、急ぎノクティス達と合流し運命に抗う事を決めた仲間達と共にバハムートとの決戦に臨む。
決戦の最中、全てのシガイを一点に集め世界を滅ぼそうとするハムートを阻もうと癒しの力を全力で注ぎ込んだ事で自身の命を削りもしたが、ノクティスから「絶対に守り抜く」「俺達の事を想うなら消えずに生きろ!」と彼の願いを受けた事で踏み止まり、『真の王の助けとなる』使命を果たす為に勝利の瞬間まで共に在り続け、彼等と共に世界の夜明けを迎えた。
世界の復興、そして漸く叶えられたノクティスとルナフレーナの結婚式も仲間達と共に参列し、抱いていた恋心も彼等の幸せをずっと傍で見守り続けていきたいと笑顔に昇華させ、神々から解放された世界で大切な仲間達と寿命を全うするまで生きた。
スイ:
アーシア・チロ・チョッチーと共に女神マーテリアに呼び寄せられたオリジナル魂。
武器種は短剣、クリスタルは黒。
スピラ・オリエンス・イオスの戦士達と初めて会った時には彼等の世界のスイだと思われ声を掛けられる事を繰り返され驚いていたが、別人で申し訳無い気持ちが有りつつも自分は自分として接してほしいと伝え、別の形での仲間の絆を育んでいきながら光の戦士として戦っていく。
悲しみの記憶は無くて良いと思っていた時期の女神に呼ばれたせいで元世界の記憶が一部抜け落ちていたが、闇の世界(第2部)へ渡る直前に記憶を取り戻した。
そこで記憶に関しての問題は解決したと思っていたが、闇の世界の戦士達の中にスピラのスイの姿をしたイミテーションも在り、悪しき者に渡したくないと彼女の願いを託され記憶を受け継ぐ事になる。
もう一人の記憶を得た事で、別人であるのに自分が直に体験してきたかのような感覚と、自分が相手に抱く気持ちは自身の物か『私』の物なのか判断に困る事が多くなり戸惑っていたが、相談に乗ってくれるスピラの戦士達や多くの異世界の仲間達に支えられ少しずつ「記憶を受け継いだ事で『私』が飲み込んでいた気持ちや伝えられずにいた言葉を皆に伝えられるかもしれない」と自分なりの答えを出し、意思の力に変えていこうとする。
オリエンスの記憶を受け継いだ直後は以前と同様に戸惑いながらも受け入れる事が出来たが、闇のクリスタルコアを支配し暗躍するアーデンから「記憶を持った君は本当は誰なの?」「君は君だと言ってくれてる周りが、本当は自分達の知ってる彼女であってほしかったと思ってるんじゃないの?」「君は偽物で、初めから存在してなかったかもしれないよねぇ」と囁かれた事で気持ちがぐらついてしまう。
大灯台では周りが持ち直した事で自分もしっかりしないといけないとアーデンの言葉を振り払い責任感から自身を奮い立たせ、後にイオスの記憶を受け継いだ際は守りたいものに対しての意思を保ち力に変えて決戦に臨んだが、心の奥底では自分自身と『私』への苦悩も在り続けていた。
理が転換した世界(第3部)で独り目覚めると、周囲に立ち込める霧が心の迷いを増幅させ自分を見失ってしまい酷く狼狽する。
光の羅針盤を所持していたアーシアがスイを見付け「これまで私達と共に過ごしてきたお前が真実だ」と抱えている苦悩ごと全て受け止め支えていくからと励まされた事で、少しずつ落ち着きを取り戻し、これからの自分を考えられるようになっていく。
元の世界の仲間達と、『私』も今の私も大事にしてくれる異世界の仲間達が「どちらかじゃない、どちらも在って良い」と示してくれた事で迷いを晴らし光の力にして、再び戦士の一人として旅を続ける。
タマキとの出会いには非常に驚いたが、受け継いだ記憶は悪しき者に利用されない為だけでなく、いつか彼女が世界に現れた際に在るべき所へ返す為でもあったのだと悟り、返す方法を探そうと決める。
また、元の世界で魂を複製する儀式をされた影響で生まれた命がもう一人のスイである事も判明し、以前ビビがもう一人のビビを弟のように感じたのと同様にスイもタマキを妹のように思えて、自分は自分で彼女は彼女である別の人間としてきっと仲良くやっていけると、積極的に交流していく。
記憶を渡してからは他世界の出来事を鮮明に思い出す事は出来なくなったが、内に在る想いの残滓からタマキの気持ちを感じ取り、手助けをしている。
タマキ(珠晶):
再び転生し地球の日本で普通の学生として生きていた別魂。
武器種は特殊(水晶剣)、クリスタルは黒。
イオスで力を使い果たし消滅した後、保持したまま転生する事が出来なかった記憶が魂から離れ、闇の世界(第2部)のイミテーション達が持つ事になっていた。
特異な力が発現する事も無く普通の学生として日々を過ごしていたが、歌う事やファンタジーな世界観に惹かれたり料理や自己鍛練などの習慣は魂に刻まれた個性として残っており、趣味の一環として続けていた。
18歳を迎えた日に突如現れた次元のひずみに引き込まれ、気が付いた時には見知らぬ森の中に放り出されており、彷徨っている途中でモンスターの群れに囲まれてしまう。
戦う術など無く逃げ回るしかなかったが、近くを探索していたオニオンナイトら異世界の戦士達が騒ぎを聞き付けて現れた事で窮地を脱する。
スイと瓜二つの姿でイミテーションとも異なり、自身を珠晶と名乗る何も知らない様子の人物に戸惑う戦士達だったが、スイや『彼女』を知る世界の仲間達と会わせた方が良いと判断し保護する形で合流する。
対面したスイとスピラの仲間達から自身についてやこれまでの旅を聞いても何も分からず、彼等と共に過ごしたような感覚は有っても思い出せず不安を募らせていたが、記憶を返したいと方法を探し始め親身に接してくれる戦士達の優しさに触れて、自分も応えたいと同行を決める。
途中、記憶を力の増幅に使えると気付いていた悪しき戦士から強襲を受け、戦う力を持たない珠晶も周りから守られるばかりであったが、魂に刻まれていた「大切な人達を守りたい」「皆の願いを叶えたい」想いが意思の力を強め記憶と共鳴し、スイから移った記憶を得た事で元来の癒しの力を取り戻して仲間達を支え、撃退する。
人生を振り返りつつ、これまで記憶のせいで迷惑を掛けてしまっていたスイや戦士達にお詫びもしたいし、戦士の一人として呼ばれたのなら応えたい、また何よりも二度と会えない筈だった大切な人達ともこの世界でなら会えるのだという機会を大事にしたいと、タマキとして今後も旅に加われないか申し出て正式に仲間入りする。
感覚が戻るまで暫くは魔法も武術も戦うには頼りなかったが、初めて旅立った時のようにまた慣れていけば良いと周りから励まされ、裏方として支えながらスイとは少し違う形の魔法剣や歌での戦い方を身に付けていく。
かつての仲間達とも再会を果たし、全てではなくとも飲み込んでしまっていた気持ちを少しずつ伝えていこうと、この世界だからこそ叶った光景を目にしていきながら今を生きる彼等と共に歩む。
自分の名前でもあるため呼び方に悩んでいたが、妹のように思えると伝えられた事でスイを「姉さん」と呼ぶようになり、周りが間違えないよう髪型とリボンも少し変えている。
ソニエが凪智の姿で過ごしていた際、見覚えが有りすぎる制服から同郷出身であった事が判明し、自分達が育った地球も守れるように頑張ろうと話し仲良くなる。