| 属性 | 旅人 18歳 |
|---|---|
| 誕生日 | 12月6日 射手座 星言葉は「友情に秘めた甘え」 |
| 髪の色 | #b56268 ■ |
| 瞳の色 | #4a9d97 ■ |
| ICV | 大西 沙織さん |
| 一人称 | わたし |
| 家族 | 両親、今はスラぷーだけ |
| 呼び方 | タメ口、年上に対しては「さん」呼びでカミュのみ呼び捨て |
| お相手 | カミュ *わたしの胸の中で輝く青い炎 |
故郷を失くした呪われている旅人。
魔物に『人から愛されたら死ぬ』呪いを掛けられてしまってからなるべく人と親密になる事を避けながら呪いを解く方法を探して旅をしていたが、本来の性格は朗らかで人との関わりを好む為そんな生き方に寂しさを感じており、勇者一行に加わってからは積極的に人と関わっていくようになった。
しかし、いつ自分が呪いで死を迎えるか死ぬ事で周りに迷惑を掛けてしまうかの不安も常に在り、恋愛や結婚への憧れを抱きつつも「わたしの事は愛さないでほしい」と口にする事が多々有る。
盗賊稼業で各地を回っていたカミュとデクに世話になった事が有り、その頃から一目惚れにも似た恋心をカミュに抱いておりいつかまた会えたら良いなぁと思っていて、再会した時にはお互いとても驚いていた。
共に過ごすようになって以前よりも恋心が強くなっていき頑張りたい気持ちから好意を伝えたり迫ってみたりしつつも、自身の呪いと相手の性格や過去の出来事などから絶対に自分を好きにはならないだろうの確信も抱いており、冗談にしてからかったりと笑顔を浮かべながら本音を隠してしまう言動で相手も自分自身も振り回している。
幼い頃からスライム族の言っている事がなんとなく分かっていたが、ちびスライムの『スラぷー』が家族になってからは明確に分かるようになり、いつか故郷の地に様々なスライム族を招いて暮らしたいと考えている。
武器はブーメランまたはムチ、呪文は身体補助や敵能力降下系を少し、料理は凝った物でなければそこそこ作れる、色気は普通。
普段は頭や肩の上に居るスラぷーが時々飛び出して戦闘に参加する。
呪いを示す黒い花の刻印が胸の辺りに有り、オシャレ装備などもあまり胸元を見せないような服装が多い。
バンデルフォン王国出身の両親が避難先の村で子に恵まれひっそりと暮らしていたが、悪意を持った魔物の襲撃に遭い村民や両親の魂を目の前で奪われ村も壊滅させられてしまう。
去って行った魔物を追い掛けて旅立ち、道中で事情を知った旅人達の協力を得てなんとか討伐を果たすが、死ぬ間際に『人から愛されたら死ぬ』呪いを掛けられ胸元に刻印を刻まれてしまっただけでなく誰の魂も戻ってこないまま魔物が消滅してしまい、天涯孤独となった。
村に戻り皆の埋葬を済ませ、移住を提案する旅人達の誘いを断り礼を尽くしてから別れた後、生きる希望を失って独り村の中を彷徨っていると傷付いたちびスライムが廃墟の自宅前に倒れているのを見付ける。
手当てをすると懐いているだけでなく相手の言葉が明確に分かり、子供の頃に助けたスライムの夫婦が自分達に何か有ったらカメリアを頼るよう言われていたから来たのだと伝えてきて、全てを失った自分でも必要としてくれる存在が居る事が嬉しくてもう少しくらいはこの子の為に生きてみようと思い、スラぷーと名付けたちびスライムと共に呪いを解く方法を探す旅を始める事にした。
人から愛されたらの定義が男女の恋愛か親愛や友愛でも適用されるのか不明だった為なるべく人と深い付き合いをしないようにしながら過ごしつつ、人を愛してはいけないのも寂しいなと呪いへの不安と自分の気持ちに揺られていた。
旅の途中、盗賊ドン・カンノーリのお宝コレクションの中に呪いを解く品が有ると噂を聞き情報を集めるべく酒場に立ち寄ると、酔っ払いの男に魔物連れが何の用だと絡まれスラぷーを追い出されそうになり、「わたしの家族に何すんの!」と抵抗すると殴られそうになったが、騒ぎを見ていた別の客が酔っ払いとの間に入り撃退した。
それは盗賊稼業をしながらデクと共に世界を回っていたカミュで、居合わせたのは偶然だったとしてもカメリアにとっては運命の出会いであり、鋭い空気を纏いながらも自分を心配し手を差し伸べてきた彼に射抜かれた瞬間であった。
助けてもらった流れで飲み合う事になり呪いの事は伏せつつ旅の目的について話していると相手も同じお宝を探している事が分かり、合流したデクから折角なら協力するのはどうかとにこやかに提案される。
初めはカミュに反対されるが、一度使わせてくれたら後は好きにして良いと伝えれば渋々ながらも了承し一時的に共闘関係を結ぶ事になり、お宝の在処へ乗り込む作戦を練り翌日決行した。
それなりに厳重な仕掛けと共に保管してあるらしいお宝をこれまでいくつも手に入れてきた彼等の手際はカメリアから見ればとても良く、時々警備の人間を相手にした事が有っても大した問題も無くお宝を確保出来た。
約束通り一度使わせてもらうが胸元の刻印は消える様子も無く、ステータス異常としての呪いを解くアイテムだった事が分かり内心で落胆しながら彼等に渡すとどうしてソレが必要だったのか問われ、教会に行く余裕が無かったからと誤魔化して乗り切った。
カミュは訝し気にしつつも追及はせず求めていた品ではなかったらしい事だけを察して「もしまた会う事が有ったらお前の探し物手伝ってやるよ」と声を掛け、デクを連れ次のお宝を探して去って行った。
ただの軽い口約束のつもりだったのだろうその言葉は自身の胸中で淡く火を灯すような希望になり、本当にまたいつか会えたら良いなと彼等と過ごした時間を時折思い出しながら旅を続けていく。
一人と一匹の旅を始めてから数年が経っても呪いを解く方法は見付からないままで、出会った人々と差し障りの無い関係だけで終わるのが寂しくとも作り笑いが上手くなった気がするのを感じていて複雑な心境であったが、大きなウマレースと有名な旅芸人が参加するサーカスが開催されるらしいから見に行ってみようとサマディー王国を訪れた事で状況が一変する。
サーカスのテントで再会したカミュから勇者一行の紹介を受けて不思議な縁を感じ、ファーリス王子の影武者としての出場やデスコピオン討伐に向かう勇者と共に行く彼等を見て、自分も一緒に行きたいと思い申し出る。
以前交わした約束についてをカミュも覚えており、ついでにカメリアの探し物も手伝ってやりたいと後押しされる形で受け入れられ、仲間の一人と一匹として加わった。
故郷を失い仇を討ったが呪われてしまった事件よりも凄い騒動など起こらないのではと思っていた部分も多少有ったが、勇者一行の仲間になってからは波乱の日々ばかりで驚きを感じていた。
勇者が背負う使命と彼等を取り巻く環境についてを聞けば自分の事など実はちっぽけだったのではと思えてしまう程に壮絶で、けれど逞しく健やかに生きて歩みを進めている彼等を愛おしく感じるようになるまであまり時間は掛からず、本心で付き合っていきたいと思うようになっていった。
暫くは何か探し物が有るただの旅人として振る舞っていたが、各々が抱えている使命や苦しい過去についてを話してくれたように自分もいつかちゃんと話そうと思っており、ナギムラー村で泡となり消えたロミアを見て愛と命の終わりについてを考え漸く打ち明ける事にする。
場が沈むからとふざけた調子を多々交えながらではあるが亡き故郷と呪いの話をすると、驚かれはしたものの世界も救うし呪いを解く方法も必ず見つけ出そうと受け入れてもらえた。
以降、膨れ上がった恋心からカミュに気持ちを告げる事も時折有ったが、彼の優しさが呪い発動への懸念(とマヤとの出来事)からどう返すべきか困惑しているのも感じ取れ、好きになってくれる事は無いだろうし仲間の一人で在ろうと思い、冗談に変えてからかうようになっていく。
生い立ちや悲しい過去から自己肯定感が低い面も有るカミュはからかわれる事で「そうだよな、オレなんかを好きになる訳無いもんな」と納得してしまう所も有り、冗談を言い合えるくらいには信頼してもらえているのだろうとカメリアに対しても仲間として1つ上の兄貴分として振る舞う事が多く、好意がどうとかについては何も考えないようにしていた(しカミュからの矢印は無い)
多少の進展が有るように見えつつもお互いに振り回し振り回されているような二人に周囲も思う所は有ったが、カメリアの呪いが解けない限りはどうする事も出来無いしお節介を焼く事も躊躇われると、なるべく口を挟まないようにして見守られていた。
様々な困難を乗り越え仲間の絆を強めながら全てのオーブを集めた一行が命の大樹へ向かう前夜、この旅が終わる頃には自分達の抱える問題も解決して明るい未来を迎えられているのだろうかと思いを馳せたりもしていたが……魔王の手により、世界は更なる混沌へ陥れられていった。
編集中。
編集中。
編集中。